« 2006年01月 | メイン | 2006年07月 »

2006年02月07日

今、日本の食が危ない!!

2/7(金)予算委員会に登壇!~BSE偽装輸入問題を”徹底追求”~

20061015-01.jpg

○民主党の山岡賢次です。
○今日はBSE問題を中心に問う
1. アメリカの実情はどうか
→再開出来る状況ではない。構造的問題が解決 していない。
  く 現状では再開できない。 >
2. なぜこんな無理な再開をしてしまったのか。
小泉総理の、 ブッシュのプッシュによる、ブッシュのための輸入再開であったからだ。
 <小泉総理の政治責任を問う。 >
3. しからば、 これからの日本の方針、 日米間の交渉をどうするか。
 く牛の生産履歴による月 齢判別の徹底>
○その前に、 私山岡賢次がBSE問題との関連を簡単に説明する。
私がこれから主張する根拠となつ ているものなの で念頭においておいて頂きたい。

1.BSE法案
・2002年6月にBSE被害者救済のためのBSE法案が成立 したが
・私の地元、 酪農が盛んで、 二宮尊徳ゆかりの二宮町・沖地域酪農家から、
酪農家はもちろん生産者、 肥育業者・販売業者・外食流通 業者等の牛肉
関係者の惨状を訴えられて国会で救済法を作ることに取り組んだのです。
・当時自由党の国会対策委員長党内にBSE対策 プロジェク トテームをつくり
座長に同僚の山田議員を任命 した。
・その後野党国対で野党4党の共同プロジェク トを作って、 法案を国会に提出
・野党の提出した法案でもあり、 紆余曲折はあったが最終的には、 超党派
の委員長提案となって可決成立して、今日に至っております。
・自慢話のようですが、 私はB SE法案生みの親と自負 しています。
2,2005年6月20日超党派による衆議院の農水委員会の調査団長と して
アメ リカの実態調査を してきた。
3,この度は民主党BSE問題対策本部の代表として国会議員 5人で米国の実
態調査を して先週末帰国 しました。
4,更に訪米調査に先立って、 成田の検疫所をBSE対策本部の代表である
12人の民主党国会議員で調査も してきま した。

○それらを踏まえてお聞き したい、 まず成田の検疫所のことから始めます。
問 総理
○ この度SRM背骨の除去されていないものが成田の検疫 で発見 された。 総
理は「日本の検疫体制がしっかり しているから見っかっ たん じゃないか」 と何
度も言って大見得を切っておられたが、そういうことですか?
問 宮越副大臣
○ 農水省BSE対策本部長 も度々そ う言っていたが、 そういうことか?
問 総理
○ 総理は成田の検疫所では20ヶ月 以下の牛の月 例の判別は していないとい
うより 出来ないというの を知っていますか?
(問 宮越副大臣)
(問 川崎大 臣)
(問 中川大臣)
○ 成田の検疫所で、 私たちは吉村支所長さんに説明を受け、 瀬戸さんという
女性の獣医さ んである検査官に、 実際の背骨つき肉片を見せても らいなが
ら、 実際の検査方法を聞いてきたが二人とも余りにも初歩的なミスに驚
いていた。 瀬戸さんは 「誰でも一目で判る」 即ち子供でも判るという意味
のことを言っていた。 逆に言えば、 こんな極端な物だから判った。 背骨の
細かい破片がついているか、 もっと細かく言えば、 骨髄液や、 異常プリオ
ンが肉に飛び散って付いていない等々は、 目視の検査では判らない し、 分
析施設みたいなものもない。「20ヶ月 以下の識別 は全く判らないので、 検
査はしていない。」 という報告を受けま したがそういうことですね?
問 中川消費・安全局長
そうですね
問 寺田食品安全委員長
○ 委員会の答申 したよう な月齢20ヶ月 以下及 びSRMの完全除去の識別は、
日本の検疫では難 しいとお考えですね?出来ないとお考えですね。
イエス ・ノーで結構です。
問 総理
○ 日本の検査機関ではチェック不可能ですね。 ?
「日本の検査が しつ かり しているから見つかっ たん じゃないか」 といかにも日
本の水際対策で しつ かりチェック 出来る様な印象を国民に与えま したが、 確か
に検査機関の人は皆しっかり している し、 一生懸命働いていますが、 機能が違
      うじゃないですか?
問 宮越副大臣
○ あなたは確か、 農水省のBSE対策本部長ですね。 大分総理と同じような
ことをしきりにアナウンス していま したが、 国民に与えている印象と事実は違
うん じゃないですか。 いかがですか?
問 ところで中川 局長
○ 1月 20 日迄に
1496 トン米国産牛肉が日本に入り
730トンが検疫を済ませて、 国内に流通 している。 少なめにみても6割
以上検査を していないものが国内に入っている。 手続きが終了していない
766トンも改めて調査したか? その結果は? 何故検査しないのか?
していただきたい。
○ 現在の日本の検疫ではチェック不可能でしたらアメリカで相当しっかりや
らなければ困りますね?
○ それでは米国におけるBSEの管理・検査体制即ち「r輸出プログラム」 が
どんなものか、 アメ リカでの調査を踏まえて検証してみます。
く基準>
○ その前に何が輸入の基準なのか、 国民の皆様にも解かりやすいように、 内
閣府の食品安全委員会が設けた(答申 した)基準の主なものをパネルで説明 (読
む) します。 特に
1. 全頭からの危険部位(SRM)の除去をすること。
2、 月齢20ヶ月以下の牛であること
は最も重要な要素である。
寺田委員長概ねこれでよろ しい ですね。
<実態>
○ それではその基準に対して、 実態はどうでしょうか。 次の1~5について
実態調査の結果を申 し上げま す.
1. 危険部位(SRM)の除去→
2. 20ヶ月以下の識別
①肉質による判定→
②月 齢による識別→
3. ウエスタンブロッ ト法による全頭検査→
4. 飼料によるプリオ ンの交差汚染対策→
5、検査及ぴ検査官の体制→
○ 厚生省 ・農水省も12月 13日からアメ リカに実態査察に行っております
ので、 お手元の配布資料を見ていただきながら報告にある1. 2. 4. につい
て説明します。 (3. の全頭検査は最後に書き加えてあり、 5. 検査体制は別途
申 し上げます。)
○ 私の申し上げた調査結果の事実関係についてどうですか?
「解らない」 「信用出来ない」 「その通りだ」等 所見を言って下さい?
問 川崎厚労大臣
問 中川農水大臣
問 総理
○ アメ リカの輸出プロ グラ ム及びそ の検査体制 は極めて不十分です。
○ ラルフ ・ネー ダー の設立したパプリ ック・シライ ズンの組織の一部の会(食
と水 and ウオッチ) の担当者である消費者団体のパーティー・ロベラ氏に資料
をも らったが
1. 2005年 8月 に手に入れた資料(2004年1月 ~2005年 5月)で
は1年ちょっとの期間に829件 (1036件は重複を含む) の不適格
な処理が行われたとのこ と、 内訳のデーターがある。 (データー示す)
く資料>1. SRM 2、 AGE 3、 個別データー
この件 に我々 の調査 した会社も出てく る。
2. 牛肉加工物でありながら、 BSEの対策が一切ない所、 他の所から屠殺
した物を買っているところはBSE対策を知らない。 exア トランテッ
ク ピール and ラム これからもア トランティクのような事件は起きる。
3. 検察官、 知識がない、 意欲がない、 サボるのもいる。 数が少なく目が行
き届かない。 大きな企業ほ ど違反が多い、 検察官と癒着 している。
4. 我々が帰国した日の2月2日、 米農務省内部監視機関の 「監察官事務所
(OIG)」 が12施設のうち9施設の報告がない、 即ちSRMの除去が
適切に行われていない(除去出来ない)と報告 し、 牛の出生日の登録義務が
なく月齢が業者の判断に任せ られているとも発表。 (示す新聞)
5. 私達、 ジョハンズ農務長官、 グッドラット下院農水委員長などと激論し
たので、 その後彼らが記者会見を行い、 ワシントンがちょっとにぎわっ
た。 我々が指摘 したことと 関係ある かどう かは判 らないが、 監視機関も
だんだん騒 ぎが大きく なり事実が白日のものに してき ています。 今回も
隠しおおせなく なって発表 したものと思う。 ちなみに、 BSEの疑いの
あった2頭目の牛も対日輸出解禁を前に発表 したく ないと伸ばしに伸ば
していたが、 これも我々アメ リカ調査団が問題にしたため調査中の20
05年 6月 24日に発表した。 その時もジョハンズ農務長官は自動車事
故で死ぬおそれの方が はるかに高いといっ て物議をかも した。
○ 厚生大臣いかがですか。 今度のア トランティク社の事件は一過性のミスだ
と思いますか。 構造的な問題だと思いま すか?
問 川崎厚労大臣
○ 実態調査を してみれば、 こんな危険な状態のままでアメ リカ産牛肉 の輸入
を再開 してしまった。 すぐに危険部位の混入が発見されたが、 このような
状況なのに何故輸出を再開 して しまったのか? 総理はこの件を一過性の
ミスと 思っ ている のですか?
問 中川農水大臣
問 総理
○ よく分からなかった OR 今調べているとおっ しゃるが、 去年(2005年) 6月
20日から、 郵政国会の最中であったが衆議院農水委員会と して超党派のメ ン
バーで農水・厚労の役人を随員 と して公式にアメ リカの実態調査に出かけた。
当時の農水委員長であり団長である私の名 の下に公式調査報告書を提出 し、 委
員会はもちろん、 官邸、 農水・厚労両大臣と政府関係者にも口頭での説明を含
めて公式報告を した。
問 総理
○ 中身を見ま したか。 腹心の当時の細田官房長官に渡しま した?
問 中川大臣
○ 島村前大臣に渡 しま したが知っているか。 中身を読んだか?
問 川崎大臣
○ 尾辻前大臣に渡しま したが知っているか。 中身を読んだか?
○ 報告書の内容は、 今回とほとん ど同 じで、 答申にあるSRM除去 は不十分、
20ヶ月以下の判定不確実、 トリサビリティーによる月齢判定はやる気な
く、 このままアメ リカのブッシュの政治的圧力に負けて、 政府は5月 24
日に輸入再開の諮問を食品安全委員会に して しまった。 当時噂されていた
ように6月 末までに安全委員会の答申が出たり拙速に輸入を再開を してし
まうと大変なことになると思っ たから行ったのです。
中身は今回の民主党の調査とほぼおな じである。
く安全委員会の附帯事項の補足>
○ ま た、 安全委員会の答申(イ)にも 「安全担保について その実効性に疑問が残
る。」 と指摘されていた、 実 はその道の専門家な ら誰でもが疑問を持ってい
る。 疑問ではなくて今回の民主党の調査で安全性が確保されていないとい
うことがはっきり確認された。 また、 同じく(イ)に 「脊髄除去の監視の強化を
はかる必要がある」とあるが、 安全委員会も懸念していたことである。 それ
も今度の民主党の調査でソフト(文書) はともかく実態的作業 (ハー ド)
の上で は何も強化 されないままに輸入再開 になつ たことも確認された、
○ 更に、 安全委の(ロ)の指摘の 「交差汚染の可能性のある他の動物への利用禁
止」 もアメ リカではいまだ法的に実現 していない。 日本から要請も していな
い。
○ (ハ)の 「リ スク低減措置が適切に実施されることが保証される システムの構
築が必要」 とされているが実態のハー ドの面では現実はいまだ保証も構築
もされていない。
問 中川大臣
○ 輸入再開の責任者は誰ですか?
問 中川大臣
○ 本当はダメだと、 このまま再開したら今回のような結果になることは専門
家の問では誰もが危惧していたのに、 農水委員会の公式の調査団の報告も、 安
全委の結論を無視し、 輸入条件も満たさないうちに強引な輸入再開に踏み切っ
て しまったの ですか?
先般 同僚の松野議員が指摘 したように、 何故閣議で決定 している再開前の現地
調査の確認を十分やらなかったのですか。 輸入再開に当たって、 こんな重要な
ことがらを、 しかも、 閣議決定を無視してこのままで許されると思っているの
ですか?
問 中川大臣
○ 素人ではないから、 そんな口先だけの言い訳で国会答弁になると思いま す
か。 輸入が再開されなくたって、 私たち国会議員の手であっても、 本当に国民
の健康 を考えていれば私たちのように十分出来たのです。 いわんや貴方たち行
政の立場の人は、 その責任と義務を負っているし、 技術的にも筈です。
安全委員会の付帯事項の②に「輸出プロ グラムが遵守されるためのハー ド、 ソフ
トの確立と、 その確認が最も重要。 そのことが遵守 されない場合はこ の答申は
成立 しない」 と最も重要と書いてある。 その最も重要な確認がなされないままの
輸出再開は無効であり、 付帯事項の義務違反だ。 義務違反を行った大臣の責任
を問います。
また、 関連する今度のア トラ ンテイック事件で混乱を招いたことの責任、 更
に言えば日米関係をこじらせている責任も、 最も重要な事前確認の調査をせず
に輸入を再開 したことである。 安全委員会答申の附帯事項の条件の義務違反の
責任をとって頂きたい。
責任 を取るべき だ。
(中川大臣、 先日松野議員の質問に答えて(p3 「付帯条件は義務や条件ではな
い」 と答弁 したがそうなのか?).
(法律 を知 らない裁判官のいる法廷 にいる気分 だ)
総理 こんな重要な問題を、 こんな重要なことが起こっている最中に、 輸入再
開基準を担当大臣が解っていないとはどう いうことか。 法律を知らない裁判官
の下で裁判を しているようなものだ。 任命責任を問う。
○総理は所信 に対するわが党の前原代表の質問 に対 して、 「日米間で合意 したル
一ルの遵守が必要だ。 米国に対して原因究明と再発防止を求めた。」
また、 補正の予算委員会では、 わが党の松本政調会長の質問に対して、 「そんな
に責めなく てもいい じゃないですか.」
「責められるのは米国側で、 何故日本が責められるのか解らない。」
問 総理
○ 責め られるのは米国側で、 何故 日本が責め られるか解りませんか?
また、 川崎大臣も、 参議院の小川議員に対 して 「米国の重大な約束違反だ。 」と
責任は米国にあり、 日本にないと、 説明 していた し、 宮越農水相BSE対策本
部長も「責任は日本向け牛肉輸入プロ グラムの遵守を求めている我々 ではなく、
輸出プロ グラムを遵守すべき米国政府で負うことだ。 」と総理に右へ倣い して同
じ事を言っていますが。
問 川崎大臣・宮腰副大臣
○ そういうことですか?
○ そうではないじゃないですか。 出来ないのは丸投げした相手の責任ではな
くて、 調査せずに丸投げした目本の責任、 小泉総理の責任ではないんですか。
小泉総理は責められないのですか。
○ 安全委員会の結論の条件として(A)「輸入再開の場合は、 輸出国に対して輸
出プロ グラムの遵守を確保するための責任を負うこと」 とある。 輸出国アメリ
カに対 して、 輸出プロ グラムを遵守させることの責任を日本が負うということ
じゃないですか。
問 寺田食品安全委員長
○ 「責任を負う」という意味は米国側ですか、 それとも米国にやらせ得なかっ
た日本の責任という意味ですか?
問 総理
○ 小泉総理、 貴方が今迄アメリカが悪いと言ってきたが、 アメリカに責任を
負わせることではなく、 アメ リカにさせる責任を日本が負うと書いてある
のではないのですか、 今寺田委員長が証言された通りです。 アメリカの責
任ということは、 アメ リカ にやらせ得なかった日本の責任であり丸投げし
た小泉総理の国民に対する責任です。 謝罪 して撤回 していただきたい?責
任を取って頂き度い。
プロセスな どが入る
○ 何故こんな無理な輸入再開をしてしまったのだろうかくⅠ、Ⅱを配分>
結論から先に言わせて戴く。 これは、 「小泉総理の、 ブッシュのプッシュに
よる、 ブッシュのための輸入再開」であったからということに尽きる。 それ
をお手元の表と共に時系列的に検証 していきたい。
問 総理
○ 米国牛肉輸入再開の具体的な話のスター トは2004年9月22日日米首
脳会談からか? どんな話であったのか
問 総理
○ 2004年 9月 27日の内閣改造で何故島村宜伸大臣を指名 したのか?
○ 9月 23日食品産業議員連盟の会長 に就任 した島村議員が、 年内輸入再開
の陳情に総理のもとに行ったが、 そこに目をつけて大臣に指名 したのだと
思うが、 いかがでしよう?
問 総理
○ 2004年10月23日の日米局長会談で、 20ヶ月以内、 SRM除去を
条件に輸入再開が決定 したとアメ リカは声明 している。 農水委員会の調査
団と して訪米 した際も、 ペン次官などあちらの関係者もそう言っていた。
○ 日本はシエアー・ザ・ビューだから認識を共有 したんだと言って、 あちら
側とこちら側と別のことを言っている様に取られているが、 実態的には合
意 になつ ているではないか。 国内向けの言い訳に 「共有」 などという姑息
な言葉 を使ったのか
問 寺田食品安全委員長
○ 2004年10月15日に農水 ・厚労省からアメリカに合わせるべく全頭
検査の見直 しを安全委員会に諮問 したが、 安全委員会の答申即ちOKもな
いのに何ゆえ政治決着が出来るのでしょ うか。 安全委員会 はあとづけのよ
うに2005年5月6目答申を出 しているが、 政治のつ じつま合わせに使
われているだけです か?
2004年10月 23日 日米局長会談 において日本月齢検査の諮問に対す
る答申もないのに条件を政治的 に決めたのはおか しいではないか。 何故そ
んなに急いだのか。 大統領選挙が11月 2日なので駆け込み土産を作った
わけ だ。 この合意をたてに日本がその後攻められることになった。
○ そ して 5月 24日政府から安全委員会に輸入再開の諮問がなされた。 6月
末頃安全委員会が答申(O K)を出 し、 8月か9月 頃ま でには輸入再開の方向
となってきた。
○ このまま拙速に政治再開を したら大変な事になる。 今回のア トラ ンテイ ッ
ク社のような事故が頻発 して しま う。 6月 20日は郵政延長国会の初日で
あったが、 郵政問題より も国民の食の安全が大切だと思って超党派の国会
議員団 を編成 してアメリカの実態調査のため訪米 した。
○ 訪米中に、 暫く隠 していて噂されていた 2頭目のBSE牛が確認された。
検査のところでいったように再開に支障をきたさないようにかく しておい
たが、 調査団の我々が騒ぎ立てたことと、 5月24日に政府が再開への諮
問を安全委員会に したのでもう大丈夫と思ったのだろ う。 その時、 ジョハ
ンズ農務長官も 「自動車事故より危険が少 ない」 と居直っていた。
○ ところで、 ブッシュ大締領は2004年大統領選挙に際し、 食肉業界の支
持を取り付けるために、 日本への米牛肉輸入再開をさせる約束をしたとい
われている。 全国肉牛生産者協会(NCBA)<ゲーリー・ウェバー エグセク
ティブデ ィレクター>とアメ リカ食肉協会(AMI )くパトリ ック・ボイ ル会長>の
両 トップと会った際、 「我々はブッシュに大きな影響力 を持っている」 と自
分達の意のままである かのよう に露骨 にそのようなこ とをほのめか してい
た。
「我々食肉業者 は金も票も政治力 もアメ リカ No.1 だ」
「アメリカ人が食べているものを何故日本人が食べられないのか」
「そのブッシュが小泉のOKをとったじゃないか」 というようなことを平
然と言っていた。
報告書にもまとめたが、
それを代弁 して農務省ペン次官は
「政府、 議会、 食肉業界の忍耐は限界にきている。 」
「今や本件は農業問題、 通商問題を超えて二国間の大きな政治問題となつ
ている。 国際基準に則 した (アメリカ基準30ヶ月未満) 早期の解決を求
め る。」
など日米摩擦が生じ、 「約束を守れ、 忍耐は限界」と迫ってきた。 我々議員
団も 「政治的約束などない。 2004年10月の局長会議でもシェア・ザ
・ ビューと書いてある通り我々 は認識を共有 しただけだ。 アグリーメン
トはない」 「恫喝的、 一方的批判は不愉快だ」 等々反論 し激しく 言い合った
が。
問 総理
2005年3月 10日の電話会談の内容はどう であったのか?アメ リカで
は核の問題のような安全保障の 問題ならともかく、 アメ リカの大統領が牛
のことで電話をしてくるということは異例のことだ。 アメリカでは、 具体
的再開の日取りを含めた最終的約束を取り付けた。 あれで決まったと言わ
れているが、 どう答えたのか? 「科学:的知見で」 と言い続けていたのは、
食品安全委員会をダシに使っていた単なるカモフラージュか?
○ 院の実情調査団による帰国報告の後は、 暫く拙速な再開ムー ドは沈静化し
ていたが、 9月選挙で自民が党席の上で圧勝 し、 農水委員長のポジション
も民主党から自民党に移った。 私が委員長を辞めたとたんに、 我々 が指摘
したことの改善が極めて不十分なまま政治的輸入再開が一瀉千里の動きと
なった。
○ 10月11目、 選挙後初の日米農相会議で、 今までは安全委員会がいいと
いわないんでと安全委員会をタテ に使っていたが、 岩永大臣 は急に 「承認
手続きを待ってくれ」 とがらりと態度が変わったが どういう訳か。 選挙の
勝利 で輸入再開のGOを国民が出 したと思ったの か。
問 中川農水大臣
○ 10月31日プリオン専門調査会で、 米国牛肉の輸入を認める答申原案を
まとめたが、 原案と してまで事実上の輸入解禁を発表 したのは1 1月 8日
の日米首脳会談のブッシュヘの土産づく りをさせ られたのだと思 う。 その
ことは問わない。 総理、 何故その10月31目に、 11月2目予定されて
いた内閣改造を前倒ししたのか。 輸入政治解禁の衝撃をやわらげ、 新聞の
扱いを小さく するための例によっての姑息な手段のためではないのか。
問 総理
○ 11月16日の京都会議でただちに再開することを約束 して しまった。 し
たがって再開前に現地調査 をやる間もなく アメ リカ の輸出プロ グラ ムのハ
一ドを検証する間もなく、 ソフ トの文章だけ整えるだけで輸入を再開 して
しまった。 再開後何日も しないうちに起こるべく して起こるア トランテイ
ック社事件を起こ した。 小泉総理が自民党総裁選に臨むに当たって、 団体
の支持を取り付けるために靖国参拝の約束をし、 中国、 韓国との関係がこ
じれて しまったといわれている。 それと全く同じことが、 ブッシュが大統
領選挙に臨むにあたり牛肉業界の支援をとりつけるために米国牛の日本へ
の輸入再開を約束し、 小泉総理と組んで強引にすすめていったことだ。 こ
のままこじれれば、 アメリカには反日感情、 日本国内に反米感情が起こり
かねない。
問 総理はこの責任をどうとるのか
○ 日米交渉で、 農水省も厚労省も外務省もこれほどないがしろにされて政治
的に進められた例はない。 「科学的知見」 という総理の辻つま合わせに使わ
れた安全委員会はむしろ気の毒である。 一体 「科学的知見」 というのは何
だったんですか。 これは、 「小泉総理の、 ブッシュのプッシュによる、 ブッ
シュのための政治輸入の再開」 プログラムそのものではなかったか。 今日
の混乱を招いた責任をとるべきだが、 いかがか。
問 小泉総理
○ 我々民主党は日米関係を良好に保ちたいと思っている。 安全な米国牛肉を
  どんどん輸入 したいと思っている。
○ しかし、 安定 した日米関係を考えた時に、 牛肉問題はアメリカの生命線の
  一つである。 しかしそれであるが故に、 今日のような安易な妥協や拙速な
  処理を してはなるま い。 多少抵抗が強くても先々大き な問題を残さないよ
  う、 互いにごまかさず、 正攻法で粘り強く 解決すべきである。
○ 解決すべき多くの事を残したまま政治的再開を図ったつけが、 日米関係を
  こ じらすとい う極めて不幸な結果 を招 いてきている。 両国 の政治家や国民
  が感情的になり大きな日米摩擦となってき ている。 これか ら事実 を越える
  風聞や不安感も広がるだろ う。 まず、 ワシントンで会っ た議員たちの言い
  分を簡単に紹介する。
・ジョ ハンズ農務長官との会談
時間を40分から1時間まで延ばしての大論争になったが、 結局は平行線の
ままであっ た。 唯一の救いは是非また話そうと双方が言ったことだ.
長官の主張は
1、 今回のことはお詫びする。 しかし、今回の事件は単純ミス しっかり調
  ぺてこれから報告する。 時期はま だ言えない。 単純ミスに対する日本の
  全面ス トップはおかしい。
2、 日本は国際基準を守れ、 科学的にやれ、 アメリカはすべての国際基準を
  クリアーしている。 アメ リカの牛はベス トだ、 すぐ輸入再開すべ し。
3. 日本は22頭もBSE牛が出ているが我が国は1頭だ(もう1頭はカナダ
  産)
・チャ ンブリス上院農業委員長(共)
 ソフ トな言い方であったが要求 は同 じ。
・グッ ドラッ ト下院農業委員長(共)
 時間をここも30分から1時間に延ばして、 つかみ合いになるほどの大激論、
 聞く耳持たず、 平行線、 やはりまたやろうといって出て行った。
1. アメ リカは世界基準だ
2. 「輸入 した自動車に どれか判 らないが、 一部にプレーキの欠陥があると思う
 ので全ての日本車輸入を停止すべきだ」 というのと同じだ、 すぐ輸入再開
 すべ し一辺倒。
3. 経済制裁もほのめかす
・ ピーターソン下院農業委員会筆頭(民)
今回のことは申し訳ない。 USDAの検査官も見落とした。 ジョハンズから
検査官を2人にするといってき た。 私は以前から全ての家畜の トリサビリテ
イー法案を提出 しているが議会で通らない。 これを通 していれば、 こんな問
題は起こらなかった。 と、 中立的、 同情的。
・ペ ン農務次官
1、 BSEで死の確立は自動車事故で死ぬ確立よりはるかに低い。
2. 日本22頭、 アメ リカ 2頭。
3. アメリカ人は大量の ビーフを食べているが、 健康被害は報告されていな
い。
○ その他会ってはいないが報道によれば
・マスグレイ ブ下院議員 (コロラ ド州選出)
「安全な米国牛の再禁輸が長期化するなら、 日本への経済制裁を検討すぺ し」
・ブッシュ大統領 (1月23 目、 カンザス州立大学で)
 「万が一短期的問題が生 じた場合には市場が開放され続けるよう努力 しなけ
 ればならない」 と今回のことを短期的と位置付けようと している し、また 「こ
 れらの市場を開放することである。 小泉首相及び韓国大統領と会った際、 私
 が提言 したい事項の一つは、 貴方はカ ンザスビーフを食べ損なっていますよ。
 ということである」
等々 ご存 じの通り。 ただ現実は報道よりはるかに感情的であり、 今のところ解
決に向かうような感を受けない。 その原因は、 ひとえにブッシュの圧力に追随
し、 米国牛肉の輸入再開という結論ありきから、 拙速な政治再開を したことだ。
○ アメ リカサイ ドからはまもなく 調査報告と称するものが届くはず。 内容は
間違いなく 単純な一過性のミスである という報告になる。 我々はこれ を構
造的 問題だと思ってい る。 「みてから判断すると」 いうのだろうが、 日本は
今迄のようにアメ リカ任せ。 アメ リカの責任にまかしてほおかぶりをする
のか。 それと も、 これからは日本も本格 的独自調査をするのか
○ 総理、 ブッシュにすりよらず、 政治的圧力に屈せず、 国民の食の安全を守
って欲 しい。 しっかり現地調査をし、 アメリカ内に輸出プロ グラ ムのソフ
トのみならずハー ドが確立し、 それが検証され、 更には、 今後とも日本が
独自に検査・監視する体制を整えてから輸入を再再開 して欲しい。 ご存知
の通り、 EUの日本のほたての輸入にあたっては、 EU側の独自の調査と
EU側の規制の設定に対して、 日本側の規制をクリアーするための多額の
設備投資と年月 を要 してクリアーしていったものである。 現に日本の牛肉
をアメ リカ に輸出する際には、 アメ リカの基準でアメ リカの検査官による
検査を経てアメ リカに輸出を している、
問 総理
いかがか
○ アメ リカとの最低妥協ライ ンは、 アメ リカに危険部位の除去はもとよりで
あるが、 日本向けに今の20ヶ月以下の月 齢識別(ト レサ ビリ テー)を厳密に
行うシステムをととのえさせることである。 併せて、 そのチェックを日本
側で常時直接実態的に監視出来るシステムにすることである。 日本向けの
牛の全頭検査が出来れぱ更によいが、 ガンと してやろうと しない。
アメリカの大手牛肉関係業者は、 BSE大量発生の恐れのある金頭検査は
科学的でないといって絶対にやらない。 また、 特にコス トのかかる月齢識
別はやりたがらない。 アメリカには国の補助金もない、 固定化している現
在の製造ラインを崩 したくない。 従業員の質から してなかなか対応 出来な
い。 シェアーの少ない日本向けのみの体制はとりたくない。 プライ ドが許
さない。 等々日本側は相当の覚悟をもってこれに臨む決意がなくてはなら
ない。 中小パッカーで日本向け牛肉用 に金頭検査を して月 齢等トレサ ビイ
リティーもしたいという業者にも何社か会っているが、 4社で85%程度
のシェ アーを占めて いる大手の政治力が強く、 現状で は農務省 が個別 の会
社の日本向け全頭検査は許可 しないだろう。 我々 は我々の信念を貫き、 日
本向け牛肉への月齢識別の体制を整えさせることを最低限、 必須の条件と
して実現させてゆかなく てはならない。 同時に日本による監査システムも
確立 しなければならない。
問 総理
○ 我が国でも、 牛の 出生からBSE検査を含めた履歴と牛肉を使用 した特定
  加工食品等の原材料・原産地表示の義務化の法律を超党派で作ってはどう
  か?
問 川崎大臣
問 中川大臣
問 総理
このたびの米国牛輸入再開の最大の失敗は、 アメリカの大手牛肉業者の支援に
よって大統領選挙 に勝ったブッシュ大統領の関係を、 日本国民や食の安全より
優先 し、 いわばブッシュの圧力に屈 して拙速に輸入再開を図ったことである。
総理及ぴ関係閣僚はその責任をとるとともに、 その反省に立って長期的な日米
安定の関係を視野においた しつ かりとした輸入両々プロ グラムを構築するべき
である。 その為なら我が党は党派を越えても協力はお しまない。
但し、 再々開にあたって、 また同 じテツを踏むような小手先で国民をごま かす
ような手法に走るなら、 断固として徹底的に国民サイ ドに立ってこれと闘って
ゆくことをここで申 し上げて終わ らせていただきます。

20061015-02.jpg

投稿者 kenyuu : 16:55